はじめに
ここから先は、番外編『平安の夢の迷い姫』のページです。
時間軸上では、第三章の後に位置するお話しですが、『平安陰陽騒龍記』本編を読んでいなくてもお楽しみ頂けます。
尚、キャラクター達の人間関係の都合上、一部のキャラクターの呼称が本編と違います。
ご了承頂きますよう、お願いいたします。
隆善「良いか。今回主役の加夜姫は、初期の段階では葵の事も惟幸の事も知らねぇ。でもって、一人の弟子に対して師匠が二人いるってのは、どちらかと言えば不自然だ」
葵「……はぁ」
隆善「だから、この話の中では、葵は惟幸の事を師匠と呼ぶな。様付けで呼べ。良いな?」
葵「……惟幸師匠……」
惟幸「まぁ、それでたかよしの気が済むなら、良いんじゃないかな?」
葵「わかりました。それじゃあ、この話の中では、惟幸師匠の事は惟幸様と呼ぶ、という事で……」
隆善「あと、荒刀海彦達の存在を臭わせるのも駄目だ。力を借りる時は、術を使っているように見せかけろ。
荒刀海彦の力を借りるなら荒刀海の術、野駆比古の力を借りるなら野駆の術、だ」
葵「え、めんどく……いえ、わかりました!」
隆善「お前今、面倒臭ぇって言い掛けたか?」
葵「ソンナコトナイデス……」
惟幸「たかよし、あまり葵をいじめてないで、そろそろ本題に移った方が良いんじゃないの?」
隆善「わかった、わかった。良いか、二人ともボロ出すんじゃねぇぞ?」
虎目「……にゃんとにゃく……隆善が一番ボロを出しそうにゃフラグが立ったにゃー……」
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